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ネットやSNSでよく見かけるコンバージョン。その意味は何でしょうか?気になったので調べてみました。
コンバージョンとは
コンバージョン(conversion)とは、もともと「変換」や「転換」「交換」といった意味を持つ英単語です。なおこの動詞はコンバート(convert)。野球解説などで『投手から野手へコンバート』など表現します。IT分野やマーケティングでは、以下のような具体的な意味で使われることが多いです。
- データ形式の変換:たとえば、ファイルを異なる形式に変えるとき(例:PDFをWordに変換する)に「コンバージョン」といいます。
- 消費者から顧客への転換:ウェブサイトに訪れた人が、商品の購入やサービスへの申し込みなど、企業にとって価値のある行動を取ることを指します。
つまり、コンバージョンは「ある状態から別の状態に切り替わること」という意味で、ITやビジネスの多くの場面で使われます。
ここで説明するコンバージョンとは、ウェブサイトやアプリでユーザーが目的とする行動を取ったことを指すマーケティング用語です。例えば、以下のような具体的な行動がコンバージョンに該当します:
- 商品の購入
- サービスへの申し込み
- メールマガジンの登録
- 資料のダウンロード
- アカウントの作成
コンバージョン率(CVR:Conversion Rate Value)
コンバージョン率(CVR)は、訪問者のうち実際にコンバージョンに至ったユーザーの割合を示します。これを計算するには、コンバージョン数を訪問者数で割り、100を掛けてパーセンテージで表します。たとえば、100人がサイトを訪問して5人が商品を購入した場合、コンバージョン率は5%です。
コンバージョンの意味は調査して分かりました。ではコンバージョンの最適化とはどういうものなのでしょうか?
そんな疑問から調査し実践してみました。
コンバージョンの最適化 (CRO:Conversion Rate Optimization)とは
コンバージョンの最適化(CRO)とは、ウェブサイトやアプリケーション上でユーザーが特定のアクション(コンバージョン)を実行する確率を高めるためのプロセスです。具体的には、訪問者が商品を購入したり、メールマガジンに登録したり、資料をダウンロードしたりといった目標に対して、どれだけ効率的にユーザーを誘導できるかを改善することがCROの目的です。
コンバージョンの最適化(CRO)の手順プロセス
CROは次のステップで進められます。
- データ分析
ウェブサイトのアクセス解析ツール(例: Google Analytics)を使用し、ユーザーの行動パターンを分析します。どのページで離脱が多いか、コンバージョン率が低いページはどこかを特定します。 - 仮説の立案
データをもとに、なぜコンバージョンが低いのか、どの要因がボトルネックになっているのか仮説を立てます。たとえば、ユーザーがカートに商品を追加しても購入に至らない場合、カートページの使い勝手や決済プロセスに問題があるかもしれません。 - 改善案の実行
仮説に基づいて改善策を実行します。具体的には、次のような改善が考えられます:- デザイン改善:ボタンの色や配置、目立たせるためのレイアウト変更
- テキストの最適化:キャッチコピーや説明文をより魅力的に書き換える
- フォームの簡素化:登録フォームの項目を減らし、ユーザーの負担を減らす
- A/Bテスト
改善案の効果を検証するために、A/Bテストを行います。これは、異なるデザインや内容のページを2つ(またはそれ以上)用意し、ユーザーの反応を比較する方法です。どのバージョンがより高いコンバージョンを達成するかを測定します。 - 結果の分析と改善の繰り返し
A/Bテストの結果を分析し、コンバージョン率が改善したかどうかを確認します。改善が成功した場合はそのバージョンを採用し、さらに改善を続けます。
CROで改善可能な要素
- ランディングページのデザイン
ユーザーが最初に訪れるページが魅力的かどうか、明確な行動を促すかどうかが重要です。 - ユーザーエクスペリエンス(UX)
サイトが使いやすく、ストレスなく操作できることがコンバージョン率向上に直結します。ナビゲーションの改善や、ページの読み込み速度を高速化することが効果的です。 - CTA(Call to Action)ボタン
CTAボタンの配置、デザイン、テキストを最適化することで、ユーザーのアクションを促しやすくなります。たとえば、ボタンの色やメッセージ(「今すぐ購入」や「無料で試す」など)の工夫が効果を発揮します。 - 信頼性の向上
ユーザーレビュー、受賞歴、セキュリティ証明書などを表示することで、信頼性が向上し、ユーザーが安心してコンバージョンに至る可能性が高まります。
当サイトのナビゲーションの改善は心がけて対策しています。初期2024年8月時点から比べると進化しており、Googleサーチコンソールで確認するとトラフィックが増加傾向にあります。
CROの効果
CROを実施することで、同じトラフィック量でもより多くのコンバージョンを獲得できるため、広告費やマーケティングコストの効率を高めることができます。また、ユーザーの満足度向上にもつながるため、リピート率の向上も期待できます。
筆者tetsu7017のCRO実践例
2024.09.15.ユーザーエクスペリエンス(UX)目的で、当サイトtetsu7017.comのナビゲーションの改善を実施。ナビゲーションの名称の統一することと各ページのナビゲーションを統一しました。またパンくずリストを表示追加しました。これによりユーザーいまどこにいるのかをわかるようにしました。
Googleアナリティクスを参照しましたが、イベント数が若干上がってそのあと下降しており、現在その効果が明確に見えていません。引き続き注視および改善をしていく予定です。
CROの重要性
新たなトラフィックを獲得することも重要ですが、既存の訪問者の行動を改善することで、コストをかけずに収益を増やすことができます。そのため、CROはマーケティング戦略において不可欠な要素となっています。
まとめ
コンバージョンの最適化とは、ウェブサイトやアプリケーション上でユーザーがコンバージョンを実行する確率を高めるためのプロセスです。
平たくいうと、お客様になっていただけるホームページの環境つくりです。
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