Cubaseの覚えるべき便利なショートカット

Cubaseの覚えるべき便利なショートカット_アイキャッチ画像
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実例はCubase Pro 13 (Windows)です。

Cubaseで作業効率を上げるために覚えておきたい便利なショートカットキーをいくつかご紹介します。ショートカットを覚えることで作業時間の短縮が図れます。筆者の体感上作業時間の2/3くらいに圧縮できるのではないでしょうか?DTM初心者であればなおさら知っておく必要があります。ショートカットはたくさんありますので、基本となるものを中心にピックアップしてご紹介します。

Cubaseの基本のショートカット

Cubaseのショートカット一覧

ショートカットを配置したキーボードイラスト
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これから説明するショートカットを配置したキーボードイラストを作成しました。

ショートカットキーボード配置図の貼り付け場所使い方
この画像をダウンロードしてキーボード近くやディスプレイの近くに貼っておくと便利です。

Cubaseのショートカット

再生・停止 (スペースバー)

スペースバーを押すことで、再生と停止を瞬時に切り替えられます。頻繁に使う基本操作です。

再生バーを開始位置に戻す 「,」

cubase_shortcut_開始位置戻る
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「,」キーを押すと、再生バー(プロジェクトカーソル)がプロジェクトの開始位置に瞬時に戻ります。新しいセクションの再生を開始する際に便利です。

キーエディター画面「Enter」/「Return」 (Mac)

Cubase_エディタ-画面
別ウインドウエディター画面が全画面表示した状態 のスクリーンショット  クリックすると拡大します

「Enter」/「Return」でキーエディター(ピアノロールの別ウインドウ)が全画面表示、または閉じるになります。

クオンタイズ設定 「Q」

Cubase_クオンタイズ_ショートカット_Q
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クオンタイズを適用する際に「Q」を押して、指定したグリッドに音符をスナップさせることができます。正確なリズム調整が可能です。

tetsu7017
tetsu7017

quantizeクオンタイズのqですね

クオンタイズとは、録音されたMIDIやオーディオのタイミングを自動的に補正し、グリッドに沿った正確なリズムに揃える機能です。演奏時に少しずれたノートや音符を、指定したタイミングに整列させることができます。

グリッドとは、プロジェクトウィンドウ上で音楽の時間を小節や拍などの単位で視覚的に区切る基準線のことです。このグリッドに基づいて、オーディオやMIDIデータを正確に配置・編集することができます。グリッドを使うことで、リズムやタイミングを正確に合わせやすくなり、演奏データの編集が効率的に行えます。

Cubaseのグリッド

スナップ機能とは、タイムライン上のイベントやカーソルが指定したグリッド(小節や拍など)にピタリと吸着するように配置される機能です。これにより、タイミングの正確な調整が簡単になり、音楽のリズムやテンポに沿った編集が可能です

スナップ機能は、イベントの先頭をグリッドに吸着させる設定になっています。そのため、イベントの末尾は自動的にグリッドに揃いません。イベントの末尾をグリッドに揃えたい場合、以下の方法があります:

  1. イベントの長さを手動で調整する:
    • イベントの右端にカーソルを合わせ、ドラッグして長さを調整します。この際、スナップ機能をオンにしておくと、グリッドに合わせて調整しやすくなります。
  2. クオンタイズ機能を使用する:
    • イベント全体を選択し、クオンタイズを適用することで、イベントの開始位置と終了位置をグリッドに合わせることができます。ただし、クオンタイズ設定によっては意図しない位置に移動する可能性があるため、注意が必要です。

オブジェクト選択ツール 「1」

Cubse_オブジェクト選択1_ショートカット

「1」キーでオブジェクト選択ツールに切り替え、イベントや部分を簡単に選択できます。頻繁に使用する操作の一つです。

イベントは、クリップをタイムライン上に配置する際に作成される表示要素です。イベントはプロジェクトの再生における具体的な時間と場所を管理し、長さを調整したり、特定の部分を再生したりできますが、元のクリップには影響を与えません。この構造により、イベントごとに異なるエフェクトをかけたり、リズムに合わせた配置変更が自由に行えます  。

クリップは、Cubaseの「プール」に保存されるオーディオやMIDIの元データを指します。オリジナルの録音ファイルやインポートされたデータそのものであり、プロジェクト内で複数回利用することが可能です。クリップ自体に直接変更は加えず、編集や配置に使用される要素が「イベント」となります。

範囲選択ツール 「2」

Cubase_範囲選択_2_ショートカット

「2」キーで範囲選択ツールに切り替え、個々のクリップやイベントを操作できます。直感的な編集が可能です。

横方向のズームアウト 「G」 または「Ctrl」+スクロール下

横方向のズームアウト 「G」

ズームアウト後のスクリーンショット  クリックすると拡大します

「G」でイベントディスプレイやキーエディター(ピアノロール)のズームアウト、または「Ctrl」+マウススクロール下方向

引いて見る、全体が見渡せる、俯瞰するかたちになります。プロジェクト全体の把握に役立ちます。

横方向のズームイン 「H」 または「Ctrl」+スクロール上

横方向のズームイン 「H」
ズームイン後のスクリーンショット  クリックすると拡大します

「H」でイベントディスプレイやキーエディター(ピアノロール)のズームイン、(または「Ctrl」+マウススクロール上方向)

寄って見る、細かく見る、仰視するかたちになります。詳細編集に役立ちます。

tetsu7017
tetsu7017

右肩上がりで覚えるとよいです。
左の『G』が小さい=倍率が小さい

=ズームアウト、
右の『H』が大きい=倍率が大きい

=ズームイン。

Cubaseに限らず、ものやソフトの操作系は右肩上がりで基本設定されてます。これは機構系エンジニアである筆者testu7017の見解です。 

全体を見る「Shift」+「F」

「Shift」+「F」でイベントディスプレイキーエディター(ピアノロール)の全体を見れます。

縦方向のズームアウト 「Shift」+「G」

shift+「G」で縦方向ズームアウト
ズームアウト後のスクリーンショット  クリックすると拡大します

「Shift」+「G」でズームアウト、プロジェクトゾーンやキーエディター(ピアノロール)全体が上下圧縮される見栄えになります。プロジェクト全体の把握に役立ちます。

縦方向のズームイン 「Shift」+「H」

shift+「H」で縦方向ズームイン

ズームイン後のスクリーンショット  クリックすると拡大します

「Shift」+「H」でズームイン、プロジェクトゾーンやキーエディター(ピアノロール)が上下に広がる見栄えになります。詳細編集に役立ちます。

Cubase画面の名称

初心者のかたには、Cubase編集画面の各名称を覚えにくくわかりにくいと思いますので、イラストにまとめてみました。参考にしてください。

メトロノームのオン/オフ 「C」

Cubaseショートカット_メトロノームC

「C」キーを押すとメトロノームの音をオン/オフできます。録音時やテンポ確認時に便利です。

tetsu7017
tetsu7017

countカウントのcと覚えましょう

選択範囲スナップのオン/オフ「J」

Cubaseショートカット_スナップオンオフ

選択範囲のスナップ機能をワンタッチでオン/オフできます。細かい編集作業時に便利です。

新規トラックの追加「T」

Cubaseショートカット_トラックを追加ダイアログ

「T」 で「トラックを追加」ダイヤログが出現し、新しいトラックを素早く追加できます。作曲中に頻繁に使うトラック追加が簡単になります。

テンポ「Shift」+「T」

Cubase_テンポ shift Tショートカット

「Shift」 + 「T」
再生テンポを変更します。

テンポトラックエディター「Ctrl」+「T」

Cubaseショートカット_テンポエディターctrl T

テンポトラックエディターの表示をオン/オフします。

元に戻す 「Ctrl」+「Z」

元に戻す_Cubaseショートカット

作業したものをもとに戻す、Excelなどのほかのアプリでも標準的なショートカットです。

再実行  「Ctrl」+「Shift」+「Z」

再実行_cubaseショートカット

「Ctrl」+「Z」後、再度もとに戻すショートカットです。

保存  「Ctrl」+「S」

「Ctrl」+「S」でプロジェクトファイルを保存です。Excelなどのほかのアプリでも標準的なショートカットです。アプリが落ちる可能性があるため、作業が無駄にならないように頻繁に保存しましょう。

tetsu7017
tetsu7017

save保存のsと覚えましょう

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