[PR] 記事内に広告が含まれています。

Cubaseスケールアシスタントの使い方&活用法|作曲のクオリティが劇的向上!

Cubaseスケールアシスタントの使い方&活用法|作曲のクオリティが劇的向上!
この記事は約6分で読めます。

実例はCubase Pro 13 (Windows)です。

tetsu7017
tetsu7017

初心者にもぜひ使っていただきたい機能です

この投稿の対象者
  • Cubase初心者で音楽理論が苦手な方
  • Cubase初心者で効率的に作業を進めたい方
この投稿を読むメリット
  • Cubase機能「スケールアシスタント」を活用して作曲が進めることができます
スポンサーリンク

Cubaseスケールアシスタントとは指定したスケールに基づいてMIDIノートの入力や編集をサポートする機能

スケールアシスタントをイメージしたピアノ

Cubaseのスケールアシスタントは、指定したスケールに基づいてMIDIノートの入力や編集をサポートする機能で、音楽制作プロジェクト全体の効率化に寄与します。これにより、初心者でもメロディーやソロ、リフを容易に作成でき、プロジェクトの質を向上させることが可能です。

スケールアシスタントの使い方

以下の手順でスケールアシスタントを表示させて使用できます。

スケールアシスタントの使用方法
  • 手順1
    キーエディター(ピアノロール)の開き方
    ピアノロールエディタ

    プロジェクト内のMIDIパートをダブルクリックして、キーエディター(ピアノロール)を開きます。

  • 手順2
    スケールアシスタントの設定
    インスペクター内にあるスケールアシスタント

    Inspectorのエディターにある「スケールアシスタント」ボタンをクリックします。


    スケールアシスタントのエディタスケール

    「エディタースケールを使用」を選択し、目的のスケールを設定します。


    スケールガイドを表示をチェック

    「スケールノートガイドを表示」にチェックを入れると、

    スケールノートガイドを表示

    スケール内の音と外の音が視覚的に区別されます。上記の例だと赤矢印の行の色がスケール外の黒色からスケール内のグレー色に変わったことが判ります。

  • 手順3
    ピッチ編集を補正する
    ピッチ編集をスナップ

    「ピッチ編集をスナップ」にチェックを入れると、MIDIノートの編集時にノートが自動的にスケール内の音にスナップされ、スケール外の音を防ぐことができます。スナップとは、ノートの位置が特定の基準に自動的に合わせられる機能です。スケール外の黒色の行にはMIDIノートを入力できず、スケール内のグレー色の行に入力できます。

    スケールノートガイド

    「ピッチをクオンタイズ」ボタンを押すと、選択したオーディオセグメントのピッチが自動的に最も近いスケールの音にスナップ補正されます。

  • 手順4
    リアルタイム入力の補正
    ライブを入力

    「ライブ入力をスナップ」にチェックを入れると、MIDIキーボードからのリアルタイム入力時に、演奏したノートが自動的に最も近いスケール内の音に補正されます

  • 手順5
    コードトラックの設定
    プロジェクト内のコードトラック

    コードトラックを作成し、楽曲のコード進行を入力します。


    コードトラックを使用

    スケールアシスタント内で「コードトラックを使用」を選択すると、コードトラックの情報に基づいてスケールが自動的に設定されます

これらの手順により、スケールアシスタントを活用して効率的に作曲や編曲を行うことができます。

スケールアシスタントの色

  • スケール内の音: ピアノロール上で淡い色(通常はグレー色)で表示されます。これにより、使用可能な音が一目で確認できます。
  • スケール外の音: 濃い色(通常は黒色)で表示され、スケール外の音であることが明示されます。

この色分けにより、MIDIノートの入力や編集時に、スケール外の音を避け、音楽的に適切な音のみを使用することが容易になります。さらに、「ピッチ編集をスナップ」機能を併用すると、ノートの編集時に自動的にスケール内の音にスナップされ、スケール外の音の入力を防ぐことができます。

この機能は、特に音楽理論に詳しくないユーザーや、特定のスケールに沿ったメロディ作成を行いたい場合に非常に有用です。視覚的なガイドとして、スケール内外の音を色分けすることで、作業効率と音楽的な一貫性を向上させることができます。

【補足】キーエディターでMIDIノートを色分け

スケール/コード
キーエディター

「キーエディター」右上の通常は「ベロシティー」になっている箇所をクリックすると、MIDIノートの色分けについてのメニューが出てきます。ここで「スケール/コード」を選択すると、スケールとコードに適合しているかどうかを色分けして表示してくれます。


カラー
カラー

色分けはデフォルトだと上記スクリーンショットのようになってます。


カラーピッカー

色設定は変更可能です。

スケールアシスタントがない原因

見えない、をイメージしたレンズを目に置いた男

Cubaseのスケールアシスタントが使用できない場合、以下の原因が考えられます。

  1. Cubaseのバージョン: スケールアシスタントはCubase 11以降のバージョンで利用可能です。お使いのCubaseがバージョン11未満の場合、この機能は使用できません。
  2. キーエディターの設定: スケールアシスタントはキーエディター内で機能します。キーエディターを開いていない、または適切に設定されていないと、スケールアシスタントが動作しない可能性があります。
  3. コードトラックの設定: スケールアシスタントはコードトラックの情報を基に動作します。コードトラックが正しく設定されていないと、スケールアシスタントが期待通りに機能しないことがあります。
Cubaseのバージョン確認方法
  • 手順1
    ポップアップを出す
    マニュアル

    Cubaseを起動し、メニューバーの「マニュアル」→「Cubaseについて」を選択してください。

  • 手順2
    ポップアップ
    ポップアップ

    バージョンが11以上であることを確認してください。

まとめ

Cubaseのスケールアシスタントは、指定したスケールに基づいてMIDIノートの入力や編集をサポートする機能です。これにより、初心者でも簡単にメロディーやリフを作成できます。スケール内外の音を視覚的に区別し、リアルタイム入力時の補正や、コードトラックとの連携も可能です。この機能を活用することで、作曲や編曲の効率が向上し、音楽理論に詳しくない方でもスムーズに制作を進められます。

よろしければ引き続きこちらをお読みいただくと、知識が深まります。

\ビンテージシンセサイザーの情報です!/

Steingburg公式サイトのスケールアシスタント情報です!

\エフェクトの種類と概要を解説/
\エフェクトはチャンネルストリップも活用しよう/
\本気でDTMを学ぶなら/
\今なら60分間無料体験レッスン受付中!/
【PR】音大卒の先生からピアノを学ぼう 椿音楽教室
Cubase
プロフィール
この記事を書いた人
tetsu7017

副業マルチクリエイター(ブログ歴10年 、DTMer、ホームページ作成、AI絵師)、江戸時代から続く家業の提灯海外販売を推進、1970年1月7日生まれ、Amazon アソシエイトメンバー、本業:IT製品機構設計

詳しいプロフィールはこちら>>

tetsu7017をフォローしてください
シェアしてください