- Cubaseユーザー初心者
- Cubaseユーザーで効率的作業をしたい方
- Cubase Proを購入検討されている方
- Cubaseでアーティキュレーションのみを一括で削除してMIDIノートを残すことができます
上記一例になりますが、アーティキュレーションを設定したMIDIノートのイベントがあります。アーティキュレーションを選択して「Delete」ボタンで削除するとMIDIノートまで削除されてしまいます。ネットでホームページやSNSを拝見すると、「アーティキュレーションとMIDIノートが紐づけされている」、ということであきらめている方もいらっしゃいます。そういう方にも作業が無駄にならないように情報共有します。
実例はCubase Pro 13 (Windows)です。
Cubaseのアーティキュレーションとは
アーティキュレーションとは、音符の演奏方法や表現を指定するための情報で、エクスプレッションマップを使用して管理されます。これにより、スタッカートやレガートなどの奏法をMIDIノートに適用できます。しかし、これらのアーティキュレーションがMIDIノートと直接結びついている場合、削除操作が両方に影響を及ぼすことがあります。
エクスプレッションマップによるアーティキュレーション機能はCubase Pro/Artist の機能になります。ほかのグレードの方はエクスプレッションマップが使用できないため、MIDIノートによるキースイッチでアーティキュレーションをコントロールすることで対応可能です。
Cubaseでアーティキュレーションのみを一括で削除してMIDIノートを残す方法
- 手順1キーエディターを開く
対象のMIDIトラックを選択し、右クリックメニューから「キーエディターを開く」を選択します。または選択したままマウスをダブルクリックします。
キーエディターの下部にあるコントローラーレーンの表示項目を「アーティキュレーションとダイナミクス」に設定します。
これにより、適用されているアーティキュレーションが視覚的に表示されます。
- 手順2アーティキュレーションの選択
削除したいアーティキュレーションを選択ツール(矢印アイコン)でクリックして選択します。複数のアーティキュレーションを削除する場合は、Shiftキーを押しながらクリックして選択を追加できます。またはマウスをクリックしたまま(ドラッグして)範囲選択できます。
- 手順3アーティキュレーションを削除
キーエディターの上部にある「アーティキュレーション」をクリックして、ドロップダウンリスト表示させます。
ドロップダウンリストの中から、消したいものを押してください。上記例の場合だと「Tremolo」を押します。
- 手順4完了
これで、アーティキュレーションのみが削除され、MIDIノートはそのまま残ります。
まとめ
Cubaseでアーティキュレーションのみを削除し、MIDIノートを保持するには、以下の手順を実行します。
- キーエディターを開く: 対象のMIDIトラックを選択し、キーエディターを開きます。
- コントローラーレーンの設定: キーエディター下部のコントローラーレーンで、表示項目を「アーティキュレーションとダイナミクス」に設定し、適用されているアーティキュレーションを表示します。
- アーティキュレーションの選択: 削除したいアーティキュレーションを選択ツールでクリックし、複数削除する場合はShiftキーを押しながらクリック、またはドラッグして範囲選択します。
- アーティキュレーションの削除: 選択したアーティキュレーション上で右クリックし、表示されるメニューから「削除」を選択、またはDeleteキーを押して削除します。
これらの手順により、MIDIノートを保持したまま、不要なアーティキュレーションを削除できます。
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