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Cocoonのメタディスクリプション重複エラーを簡単解決する方法

Multiple meta description tags(複数のメタディスクリプションタグ)の解消
この記事は約9分で読めます。
tetsu7017

副業マルチクリエイター(ブログ歴10年 、DTMer、ホームページ作成、AI絵師)、江戸時代から続く家業の提灯海外販売を推進、1970年1月7日生まれ、Amazon アソシエイトメンバー、本業:大手IT製品機構設計

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この投稿の対象者
  • WordPressでCocoonテーマとAll in One SEOプラグインを併用し、メタディスクリプションの重複エラーに悩むユーザー
  • SEOツール(例:Ahrefs)で「Multiple meta description tags」の警告を受け、解決方法を探しているサイト運営者
  • Cocoonテーマのメタディスクリプション設定やWordPressの抜粋機能の活用方法を知りたい方
この投稿を読むメリット
  • CocoonテーマとAll in One SEOプラグインの併用によるメタディスクリプション重複エラーの解消方法がわかる
  • WordPressの「抜粋」機能を活用した適切なメタディスクリプション設定の手順を学べる
  • SEOツールでのエラー検出と対策後の確認方法を理解できる

2025年1月5日および18日追記:CocoonはSEO対策ができており、SEOプラグインは競合する上不要です。サイト高速化のためAll in One SEOを外しました。【参考】All in One SEO を削除した記事 CocoonでSEOプラグインが必要の場合、以降を読み進めてください。

Multiple meta description tagsの表示

Multiple meta description tagsとは、1ページに複数のメタディスクリプションが設定されている状態で、SEO的に好ましくないミスの一つです

Ahrefsから当サイトに対して「Multiple meta description tags」(メタディスクリプション重複エラー)の指摘を受けつづけました。

tetsu7017
tetsu7017

対策を打ちましたが解消しない日が続きました

Ahrefsとは、ウェブサイトの検索エンジン最適化(SEO)を支援するためのツールです。詳細はこちらです。

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Multiple meta description tagsとはウェブページがSEO的に良くない状態です

<meta name="description" content="This is a meta description.">
<meta name="description" content="This is another meta description.">
複数のメタディスクリプションタグを使用している例です。F12キーを押すことで、HTMLコードを表示できます。

ウェブページのHTMLコード内で複数のメタディスクリプションタグが使用されている状態(例えば上記)を指します。通常、メタディスクリプションタグは、検索エンジンがウェブページの内容を理解し、検索結果に表示される要約を提供するために使用されます

1つのページに複数のメタディスクリプションタグが存在すると、検索エンジンがどのタグを使用するか混乱し、最適な検索結果が表示されない可能性があります。このため、通常は各ウェブページに1つのメタディスクリプションタグのみを含めることが推奨されます

Multiple meta description tagsの原因

テーマ「Cocoon」とSEOプラグイン「All in One SEO」を使用している場合、meta descriptionタグの重複が発生します。これにより、同一ページに複数のmeta descriptionタグが出力され、重複が発生していました。

Multiple meta description tagsの対策

WordPressの抜粋を記述し、CocoonテーマとAll in One SEOプラグインの両方ともmeta description生成を不可にします。 ほかのテーマとほかのSEOプラグインでも同様のことが発生する可能性がありますので、参考になるかもしれません

以下の手順になります。

Multiple meta description tagsの対策方法
  • 手順1
    Cocoonの設定確認
    Cocoon設定-タイトルタブ

    WordPress管理画面で「Cocoon設定」→「タイトル」タブを開きます。


    投稿固定ページの設定

    「メタディスクリプションタグを出力する」のチェックを外し、設定を保存します。

  • 手順2
    All in One SEOの設定確認
    WPの管理画面の「All in One SEO」のページ

    WordPress管理画面で「All in One SEO」→「検索の外観」を開きます。


    コンテンツタイプと投稿の表示

    「コンテンツタイプ」タブ→「投稿」の「メタディスクリプション」を確認します。通常は「投稿の抜粋」が入っていますが、削除して空欄にします。


    WordPress管理画面 固定ページ

    「投稿」から下へスクロールして「固定ページ」の「メタディスクリプション」を確認します。こちらも通常は「投稿の抜粋」が入っていますが、削除して空欄にします。

  • 手順3
    抜粋の記入
    WordPress管理画面の投稿

    WordPress管理画面から「投稿」→「投稿一覧」→各投稿記事の編集をします。


    WordPress管理の投稿の右上設定

    右上の「設定」ボタン→「投稿」を押します。


    抜粋を編集

    「抜粋の編集」を押して、「抜粋」ダイヤログを開きます。ここに日本語60~80文字程度を記入します。

  • 手順4
    キャッシュのクリア

    設定変更後、キャッシュプラグインを使用している場合は、サイトのキャッシュをクリアしてください。


    すべてのキャッシュを空にするボタン

    このホームページの実例ですが、キャッシュプラグインはW3 Total Cacheを使用しております。W3 Total Cacheの場合には上記ボタンをクリックします。

  • 手順5
    ソースコードの確認
    Chromeの管理者ツール画面

    ブラウザ開発者ツールを利用してサイトを表示し、ページのソースコードを確認して、meta descriptionタグが1つだけ出力されていることを確認します。

  • 手順6
    Ahrefsでの再クロール

    Ahrefsのサイト監査機能を使用して、サイトを再クロールし、問題が解決されたか確認します。実例は、「Multiple meta description tags」がなくなり、ホームページの「Health Score」が94→95点と改善していることを示しています。

試しにCocoonテーマとAll in One SEOプラグインのどちらか片方だけ外しましたが、Ahrefs評価は「Multiple meta description tags」のままで効果なしでした。


Googleでのメタディスクリプション確認
Googleでの検索結果
pingでのメタディスクリプション確認
pingでの検索結果

検索エンジンでの検索結果表示を見ると、「抜粋」に記載した内容が反映されてます。

WordPressにある抜粋とは?

「抜粋」はWordPressの基本機能です。

  • 「抜粋」は記事の要約や説明文として使われる部分です。
  • 記事編集画面で「抜粋」欄に記載した内容が、主に以下で利用されます:
    • サイト内の一覧ページ
    • RSSフィード
    • 検索結果のスニペット(meta descriptionとして扱われる)
  • 「抜粋」を空欄にするとWordPress側で自動的に投稿文章の一部が追加されます。ただし文章の途中で切れて判りにくいため、「抜粋」を記入することをお勧めします。SEO上での影響はないですが、検索結果表示の際に、検索者の検索意図に応じたわかりやすい要約をするとクリック率が上がります。言い換えると検索結果表示順位への影響はないが、ホームページを見に来てもらえる可能性が上がることを意味します。

【補足】Ahrefsとは世界中で約60万人以上が利用しているSEO分析ツール

Ahrefs
出典:Ahrefsのスクリーンショット

主な特徴として、被リンク分析や競合サイトの調査、キーワード選定など、SEOに必要な機能を幅広く提供しています。

特に、独自のクローラーによって収集された膨大なデータを基に、詳細かつ最新の情報を提供する点が強みです。これにより、ウェブサイトのパフォーマンス向上や効果的なSEO戦略の立案に役立てることができます。

Ahrefsは、主に有料のSEO分析ツールですが、ウェブサイト所有者向けに無料で利用できる「Ahrefsウェブマスターツール」を提供しています。

この無料ツールでは、以下の機能が利用可能です。

  • サイトエクスプローラー:被リンクの分析やオーガニックキーワードの確認ができます。
  • サイト監査:ウェブサイトの技術的な問題を検出し、SEOの改善点を提示します。

ただし、これらの機能には制限があり、より高度な分析や追加機能を利用するには、有料プランへの加入が必要です。

Ahrefsの使い方

Ahrefsでは、定期的にドメインレーティング(DR)などのSEO指標をメールでレポートとして受け取ることが可能です。これにより、ウェブサイトのパフォーマンスを継続的に監視し、必要な改善策をタイムリーに講じることができます。具体的な設定方法は以下のとおりです。

  1. ランクトラッカーでの設定:
    • Ahrefsのダッシュボードから「ランクトラッカー」を選択します。
    • 設定メニュー内の「通知」をクリックし、レポートの受信頻度(週次・月次)や受信先メールアドレスを指定します。
  2. アラート機能の活用:
    • ダッシュボードの「アラート」セクションに移動し、「被リンク」「新しいキーワード」「言及」の各タブで「+新規アラート登録」をクリックします。
    • 監視対象のドメインやキーワード、通知頻度、受信先メールアドレスを設定することで、関連する情報を定期的に受け取ることができます。

これらの設定により、Ahrefsから定期的にドメインレーティングを含む各種レポートをメールで受け取ることができます。ウェブサイトのSEOパフォーマンスを効果的に監視し、適切な対策を講じるために、これらの機能を活用してみてください。

まとめ

ポイントは

  • CocoonテーマとAll in One SEOプラグイン のメタディスクリプション生成は不可にする
  • WordPressにある抜粋にメタディスクリプション内容を記載する。

メタディスクリプションと抜粋とが同一でも構わない場合には簡単で有効な対策です。

2025年1月18日追記:CocoonはSEO対策ができており、SEOプラグインは競合する上不要です。サイト高速化のためAll in One SEOを外しました。【参考】All in One SEO を削除した記事

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