日本の「サビ」、海外音楽サイトだとどう表現するかご存知ですか?特に海外向けに音楽配信を行う時に、用語の違いがわからず困ることも多いですよね。また音楽生成AI Suno AIでは、英語のセクション名でプロンプト指示をするようになっていますので、用語の意味も知りたいですよね。海外音楽サイトやリスナーとのコミュニケーションを円滑にするために気になる方はぜひご覧ください。
曲のサビを英語では?
楽曲の構成を示す用語であるセクション名を日本語と英語で比較しました。これらの用語は、曲の構造を理解する際に役立つ基本的な要素です。日本語と英語の両方で用語を理解しておくことで、作曲やアレンジの際に役立つでしょう。また、Suno AI のカスタムモードでのプロンプトでも英語でのセクション名を使用するため、この比較表が参考になるでしょう。
日本語と英語のセクション名比較一覧表
日本語・和名 | 英語・英語名 | 意味 |
---|---|---|
Aメロ | Verse | 曲の冒頭部分で、メロディの導入部分。通常は落ち着いた雰囲気で展開される。 |
Bメロ | Pre-Chorus | Aメロからサビにかけてのつなぎの部分。テンポやキーが変わり、曲の盛り上がりに向かう。 |
サビ | Chorus (Hook、the catchy part) | 曲の最も盛り上がる部分で、繰り返されるフレーズが多い。曲のテーマとなる部分。 |
Cメロ | Bridge | サビの後に現れるメロディで、通常AメロやBメロとは異なるメロディが展開される。 |
イントロ | Intro | 曲の導入部分。曲全体の雰囲気をつかむためのイントロダクション。 |
アウトロ | Outro | 曲の終わりにあたる部分。曲を締めくくるために使われる。 |
エンディング | Ending | アウトロと同じ意味。 |
落ちサビ | Build Up | 曲の最後のサビに向けての盛り上がりを作る部分。通常、音量やエネルギーが徐々に高まる。 |
ソロ | Solo | 楽器がメインとなる部分で、通常はギターやピアノなどが使われる。 |
間奏 | Interlude | ボーカルの無い部分で、楽器のみが演奏される部分。曲の雰囲気を変えるために使われる。 |
和名 | 英語名 | 意味 |
曲のサビの語源
サビって何? 日本人の独特な感覚である「わびさび」から来ているのかと推測していましたがいままで調べたことがありません。この記事をきっかけに今一度ネットで検索してみました。
サビの語源には、次のような説があります。
- お寿司に使われるワサビの「ツーン」とする感じを、音楽の盛り上がる箇所に例えたという説
- 俳句の最も美しい部分を「寂(さび)」と呼び、それが音楽に受け継がれているという説
調べた結果、諸説あるようですが推測どおりの説もありました。
Cubase上でのセクション名の表示方法
海外の方にDAWプロジェクトファイルを渡すときに英語でのセクション名が必要な場合があります。ついでにCubaseプロジェクトファイルへのセクション名の付与方法を紹介します。
実例はCubase Pro 13 (Windows)です。
Cubaseではマーカートラックを作成して使用すると作曲作業で効率化でき便利です。
- 手順1「マーカートラック」を追加
「トラックを追加」→「マーカー」を選択します。
- 手順2マーカーを追加
鉛筆をクリック(またはショートカットキー「8」をインプット)
- 手順3マーカー名変更
左上にマーカー情報があるので、空欄になっている内容にセクション名をインプットします。
もしマーカー情報表示がない場合には、右上の表示設定で情報ラインにチェックが付いているか確認してください。
マーカートラックとは別のやり方になりますが、アレンジャートラックでも同様にセクション名を入れて構成をわかりやすくすることができます。
日本語と英語のセクション名の違いについてのまとめ
作曲における日本語と英語の構成名やセクション名を比較し、初心者でもわかりやすく解説しました。異なる言語間での理解を深め、DAWでの作業効率を向上させるための参考にしてください。
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