TuneCoreを利用してみた

TuneCoreを利用してみた
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TuneCoreによる音楽作品の全世界配信にロマンを感じ、今回申請トライしました。

TuneCoreとは

TuneCoreの概略

TuneCoreは、音楽を世界中の配信サービス(例えば、SpotifyやApple Music)に簡単に載せられるサービスです。自分の音楽を多くの人に聴いてもらい、売上から収益を得ることができます。

TuneCoreは、インディペンデントアーティストやプロデューサーが自身の楽曲をApple MusicやSpotifyなどの主要な音楽配信サービスに配信できるディストリビューションサービスです。日本では2012年にサービスを開始し、世界185ヵ国以上、55以上のプラットフォームに楽曲を配信可能です。

主な特徴:

  • 収益の100%還元: 配信による収益は全額アーティストに還元されます。
  • 多様な配信先: Apple Music、Spotify、Amazon Music、TikTok、Instagramなど、多数のプラットフォームに一括配信が可能です。
  • 柔軟な配信期間: シングルやアルバムの配信期間を1年、2年、3年から選択できます。
  • アーティスト活動サポート: リスナーを増やすためのサポートや、収益化・プロモーションサービスも提供しています。

音楽プロデューサーやDTM制作者にとって、TuneCoreは自身の作品を世界中のリスナーに届け、収益化するための有力な手段となります

TuneCoreのアルバム料金

TuneCore Japanでアルバム(2曲以上、最大50曲)の配信を行う場合、以下の利用料がかかります:

1年間:5,225円(税込)

2年間:9,416円(税込)

3年間:13,607円(税込)

これらの料金は1リリースあたりの費用であり、収益は100%アーティストに還元されます。(2024年11月9日現在)

TuneCoreのシングル料金

TuneCore Japanでシングル(1曲)の配信を行う場合、以下の利用料がかかります:

1年間:1,551円(税込)

2年間:2,915円(税込)

3年間:4,169円(税込)

これらの料金は1リリースあたりの費用であり、収益は100%アーティストに還元されます。(2024年11月9日現在)

たまにシングル一曲リリース無料キャンペーンをやっています。

TuneCoreの審査

TuneCoreの審査は厳しいのか?

TuneCore Japanの審査は、楽曲の品質を評価するものではなく配信ストアのガイドラインに沿っているかを確認する手続きです。 主な確認事項は以下のとおりです:

データの正確性:アーティスト名や楽曲タイトル、ジャケット画像などの情報が正しく入力されているか。

権利関係:使用している音源や素材が適切な許諾を得ているか。

これらの基準を満たしていれば、審査は完了します。 そのため、審査自体は厳しいものではなく、適切な情報入力と権利確認を行えば問題なく通過できるようです。

TuneCoreの審査期間

審査は通常24時間以内に完了します。

TuneCore初申請で審査一発合格

TuneCore申請で気をつけたポイント

筆者が申請を通すために気をつけたポイントは下記になります。

  • 申請時のインプットを求められるデータは丁寧に回答しました。
  • DTMのシンセソフト音源およびLoopCloudとCubaseのループ素材のみ。ボーカルやギターなどのライン入力音源は無しです。
  • iZotopeOzone 11 Advancedにミックスをまるまるおまかせでも、ノイズやダイナミックレンジなどについては聴感上問題ありませんでした。曲の始まりと終わりの1秒以上は無音になるようにしました。
クリックすると拡大します 今回申請時にインプットした情報のスクショ

申請を完了すると、TuneCoreより受け付けした趣旨のメールが来ます。

クリックすると拡大します

TuneCoreより審査完了配信開始連絡

メールで審査完了、つまり合格の連絡が約24時間後にきました。

今回、筆者は幸運にも初回で審査に通りました。落ちるときと合格したときの差がわからないため、落ちる理由がわかってません。

ループ素材を使用した楽曲でTuneCore申請

申請データにループ素材を使用しているか否かの質問があったため、Yesで回答。審査完了(合格)の際、ループ素材使用をNGとするYouTubeミュージックとFacebookは配信できない、と即刻通知がありました。

クリックすると拡大します

従って今回の楽曲の配信先は上記スクショになります。配信先がアイコンで表示されると結構すごく多くてインパクトがあり驚きました。

TuneCoreの評判

TuneCore Japanは、アーティストが自身の楽曲を主要な音楽配信サービスに直接配信できるプラットフォームとして、多くのユーザーから高く評価されています。特に、収益が100%アーティストに還元される点や、配信先の多さが支持を集めています

一方で、年間利用料が発生するため、収益が少ない場合はコスト面での負担を感じるユーザーもいます。また、プロモーション活動を積極的に行わないと、配信だけでは十分な収益を得るのが難しいとの意見もあります。

総じて、TuneCore Japanは独立系アーティストにとって有力な選択肢ですが、効果的なプロモーション戦略と収益計画が重要とされています

TuneCoreの審査に落ちた?

TuneCoreの審査に通らなかった主な原因として、著作権に関する問題や、データ入力の不備が挙げられます。例えば、他者の楽曲と類似している場合や、適切な許諾を得ていないサンプルを使用している場合、審査に通らないことがあります。 また、ジャケット画像や楽曲情報の入力ミスも審査落ちの要因となります。 これらの点に注意し、正確な情報と適切な権利処理を行うことで、審査通過の可能性が高まります。

XやWebでの情報を集めてみました。

TuneCoreで楽曲が売れない?

この投稿を執筆時点では、これから楽曲がリリースのため、売れるかどうか不明です。XやWebでの情報を集めてみました。

売れないとの意見が多いです。

TuneCoreでの売り上げ収益は?

有名アーティストでない限り稼げないとのネガティブな意見が多いです。個人の楽曲の作品自体の質が良くても、プロモーションをやらない限り収益は見込めなさそうです筆者はYouTube動画やX(旧Twitter)やInstagramを使っての営業活動やプロモーションを考えてます。

TuneCore以外に、作成した楽曲を収益化マネタイズできるプラットフォーム

TuneCore以外に作曲した作品をマネタイズできるプラットフォームを探してまとめてみました。これらのプラットフォームを活用することで、様々な形で音楽をマネタイズすることができます。どのプラットフォームが最適かは、目指す方向性や音楽のスタイルに応じて選択すると良いでしょう。

プラットフォーム特徴マネタイズ方法
Audiostock著作権フリーの音楽や効果音のライセンス販売プラットフォーム– ライセンス販売
– 利用回数に応じたロイヤルティ
SoundCloud世界中のリスナーにリーチ可能なストリーミングプラットフォーム– SoundCloud Premier: 再生数に基づいて収益を得る
– ファンとの直接取引
Bandcamp自分で価格設定して販売できる、ファンとの密接な関係を築けるプラットフォーム– デジタルダウンロード販売
– サブスクリプションモデル
YouTube世界最大の動画共有プラットフォーム– YouTube Partner Program (広告収入)
– Super Chatやチャンネルメンバーシップ
Patreonクリエイターがファンから定期的に支援を受けるプラットフォーム– サブスクリプションモデル
DistroKid無制限アップロード可能な音楽のデジタル配信サービス
TuneCoreと競合
– 音楽配信による収益
CD Baby独立系アーティスト向けのデジタル配信とCD販売サービス– 音楽配信による収益
– YouTubeライセンス収益
Pond5著作権フリーの音楽や映像素材のマーケットプレイス– ライセンス販売
Songtradr映画、テレビ、広告、ゲーム向けの音楽ライセンスプラットフォーム– ライセンス販売

TuneCore競合のDistrokidが、定額無制限アップロード、に魅力を感じるので次回以降申請を検討したいと考えています。

まとめ

個人にとっては便利でチャンスのある世の中になりました。人生をゲームに見立てると、さいころを振って前に出るのは己自身です。どんどんさいころを振っていこうと思います。

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