Multiple meta description tags(複数のメタディスクリプションタグ)の解消

Multiple meta description tags(複数のメタディスクリプションタグ)の解消
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Ahrefsから当サイトに対して「Multiple meta description tags」の指摘を受けつづけました。

tetsu7017
tetsu7017

対策を打ちましたが解消しない日が続きました💦

Ahrefsとは、ウェブサイトの検索エンジン最適化(SEO)を支援するためのツールです。主に以下のような機能を提供しています:

  1. バックリンクの追跡: 他のウェブサイトから自サイトへのリンクを追跡します。
  2. キーワードリサーチ: 検索ボックスに入力されるキーワードの人気や競争度を分析します。
  3. 競合分析: 同じキーワードで競合する他のサイトを分析し、そのSEO戦略を把握します。
  4. ページ速度分析: ウェブサイトのページ読み込み速度を評価し、改善点を提案します。
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Multiple meta description tagsとは

<meta name="description" content="This is a meta description.">
<meta name="description" content="This is another meta description.">

ウェブページのHTMLコード内で複数のメタディスクリプションタグが使用されている状態(例えば上記)を指します。通常、メタディスクリプションタグは、検索エンジンがウェブページの内容を理解し、検索結果に表示される要約を提供するために使用されます

1つのページに複数のメタディスクリプションタグが存在すると、検索エンジンがどのタグを使用するか混乱し、最適な検索結果が表示されない可能性があります。このため、通常は各ウェブページに1つのメタディスクリプションタグのみを含めることが推奨されます

試行錯誤で対策がわかりましたので情報を共有します。困っている方の助けになればと思います。

Multiple meta description tagsの原因

テーマ「Cocoon」とSEOプラグイン「All in One SEO」を使用している場合、meta descriptionタグの重複が発生します。これにより、同一ページに複数のmeta descriptionタグが出力され、重複が発生していました。

Multiple meta description tagsの対策

WordPressの抜粋を記述し、CocoonテーマとAll in One SEOプラグインの両方ともmeta description生成を不可にします。 ほかのテーマとほかのSEOプラグインでも同様のことが発生する可能性がありますので、参考になるかもしれません

以下の手順になります。

Multiple meta description tagsの対策方法
  • 手順1
    Cocoonの設定確認

    WordPress管理画面で「Cocoon設定」→「タイトル」タブを開きます。


    「メタディスクリプションタグを出力する」のチェックを外し、設定を保存します。

  • 手順2
    All in One SEOの設定確認

    WordPress管理画面で「All in One SEO」→「検索の外観」を開きます。


    「コンテンツタイプ」タブ→「投稿」の「メタディスクリプション」を確認します。通常は「投稿の抜粋」が入っていますが、削除して空欄にします。


    「投稿」から下へスクロールして「固定ページ」の「メタディスクリプション」を確認します。こちらも通常は「投稿の抜粋」が入っていますが、削除して空欄にします。

  • 手順3
    抜粋の記入

    WordPress管理画面から「投稿」→「投稿一覧」→各投稿記事の編集をします。


    右上の「設定」ボタン→「投稿」を押します。


    「抜粋の編集」を押して、「抜粋」ダイヤログを開きます。ここに日本語60~80文字程度を記入します。

  • 手順4
    キャッシュのクリア

    設定変更後、キャッシュプラグインを使用している場合は、サイトのキャッシュをクリアしてください。


    このホームページの実例ですが、キャッシュプラグインはW3 Total Cacheを使用しております。W3 Total Cacheの場合には上記ボタンをクリックします。

  • 手順5
    ソースコードの確認

    ブラウザ開発者ツールを利用してサイトを表示し、ページのソースコードを確認して、meta descriptionタグが1つだけ出力されていることを確認します。

  • 手順6
    Ahrefsでの再クロール

    Ahrefsのサイト監査機能を使用して、サイトを再クロールし、問題が解決されたか確認します。実例は、「Multiple meta description tags」がなくなり、ホームページの「Health Score」が94→95点と改善していることを示しています。

試しにCocoonテーマとAll in One SEOプラグインのどちらか片方だけ外しましたが、Ahrefs評価は「Multiple meta description tags」のままで効果なしでした。


Googleでの検索結果
pingでの検索結果

検索エンジンでの検索結果表示を見ると、「抜粋」に記載した内容が反映されてます。

WordPressにある抜粋とは?

「抜粋」はWordPressの基本機能です。

  • 「抜粋」は記事の要約や説明文として使われる部分です。
  • 記事編集画面で「抜粋」欄に記載した内容が、主に以下で利用されます:
    • サイト内の一覧ページ
    • RSSフィード
    • 検索結果のスニペット(meta descriptionとして扱われる)
  • 「抜粋」を空欄にするとWordPress側で自動的に投稿文章の一部が追加されます。ただし文章の途中で切れて判りにくいため、「抜粋」を記入することをお勧めします。SEO上での影響はないですが、検索結果表示の際に、検索者の検索意図に応じたわかりやすい要約をするとクリック率が上がります。言い換えると検索結果表示順位への影響はないが、ホームページを見に来てもらえる可能性が上がることを意味します。

まとめ

ポイントは

  • CocoonテーマとAll in One SEOプラグイン のメタディスクリプション生成は不可にする
  • WordPressにある抜粋にメタディスクリプション内容を記載する。

メタディスクリプションと抜粋とが同一でも構わない場合には簡単で有効な対策です。

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