CocoonとLightningでのOGP画像の設定・変更方法

CocoonとLightningでのOGP設定変更方法_アイキャッチ画像
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本記事ではOGP画像の設定・変更方法を解説します。前半はWordPress無償テーマCocoonLightningを使用したWordPressサイトについて、また後半は、どのWordPressテーマでも共通の内容となってます。

本投稿のきっかけはネットでOGPについて調べると情報が古いものや正しくないものが混在して困りました。そこで自身で試しながら情報を精査してまとめていきました。皆様のお役に立てたら幸いです。

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OGPとは

XとFacebookのOGP比較
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OGP画像(Open Graph Protcol の略)は、SNSで共有された際に表示されるサムネイル画像です。
X(旧Twitter)やFacebookのOGPが有名です。
とくにXのOGP画像の場合、Twitter カード(Twitter Cards)と呼ばれています。

Twitterカード仕様変更(2023年末より実施)

画像サイズとアスペクト比の推奨変更: Twitterカードの推奨画像サイズは、1200 x 675ピクセルでアスペクト比は16:9です。最大表示サイズは4096 x 4096ピクセルに拡大されました​
ファイル形式とサイズの制限: 画像ファイルの形式はJPEG、PNG、GIFがサポートされており、GIFの場合は15MBまで許可されています。他の形式については、JPGとPNGは5MBが上限です​。

CocoonでのOGP画像設定

デフォルトだとCocoonテーマサムネイルに設定されてます。任意の画像でOGPを設定するには下記手順になります。

1.Cocoon設定画面へアクセス

CocoonのOGP設定タグの場所
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Cocoon設定 > 「OGP」タグをクリック。

2.画像の設定

CocoonでのOGP画像アップロード方法
クリックすると拡大します

「ホームイメージ」で画像の指定します。

LightningでのOGP画像設定

1.ExUnitプラグインの導入

EXunitプラグインの導入方法
クリックすると拡大します

ExUnit(VK All in One Expansion Unit)」をインストールし、有効化します。

2.OGP画像の設定

EXUNITでのOGP画像設定
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方法(a): ExUnit > 「メイン設定」 > 「SNS settings」から「デフォルトのOGPイメージ」で画像を設定。

方法(b): 「カスタマイズ」 > 「ExUnit設定」 > 「SNS設定」でOGP画像を設定。 

3.トップページのOGP画像設定

「投稿」設定の場合、デフォルトのOGP画像が反映。

「固定ページ」設定の場合、アイキャッチ画像がOGP画像として使用されます。

CocoonとLightningの共通の注意点

画像サイズとフォーマット1200x630px、JPEGまたはPNG形式が推奨されます。

OGPに限らずヘッダー画像やアイキャッチ画像についても推奨があります。こちらの記事もお読みください。

tetsu7017
tetsu7017

上記のようなWordPressのテーマ側でOGP設定を変更しましたが、XやFacebookに変更が反映されないという現象が発生しました。

OGPの設定を変更した際、XやFacebookで正しく反映表示されない不具合があります。その原因推定と対処法を説明します。以下はWordPressテーマとは関係ない共通の内容となってます。

原因推定1.OGPキャッシュが更新されていない

XやFacebookでは、OGPタグの内容をキャッシュして表示します。一度キャッシュされると、次回の共有時に以前のデータが使われる可能性があります。

OGPキャッシュを更新する

X Card ValidatorやFacebook Sharing Debuggerを使用してキャッシュを削除クリアします。

1.XのOGPキャッシュ削除方法

Card validatorでキャッシュ削除
手順 クリックすると拡大します

下記Card Validatorカードバリデーターで、XのOGPキャッシュを削除できます。
Card Validator | Twitter Developers (x.com)

Twitter時代にあったプレビュー機能は現在ありません。

tetsu7017
tetsu7017

プレビュー機能がないため、筆者は実際に投稿下書きで確認しています

Validate バリデート 有効化する:Validator 有効化するもの

2.FacebookのOGPキャッシュ削除方法

シェアデバッガー – Meta for Developers (facebook.com) のスクリーンショット 出典:Facebook

下記Facebook Sharing Debuggerカードバリデーターで、FacebookのOGPキャッシュを削除できます。

シェアデバッガー – Meta for Developers (facebook.com)

「もう一度スクレイビング」を押すとキャッシュが削除され、最新の画像になります。

Debag デバグ バグ修正する:Debaggerデバッガー バグ修正するもの

原因推定2. OGPタグの記述にミスがある

HTMLにOGPタグが正しく記述されていない場合、XやFacebookがデータを取得できません。

メタタグの確認

OGPに関するメタタグを確認します。

開発者ツールでのメタタグの確認
開発者ツールによるメタタグの確認 クリックすると拡大します

「head」タグ内で正しく設定されているか確認するにはブラウザの開発者ツールを使います。

EdgeやChromeなどのブラウザーでホームページを表示させて「F12」キーを押すと、開発者ツールが出現します。<head>~</head>の間にメタタグ「<meta>」があるので、「og:image」, 「og:image:secure_url」のあとに続くURLが任意の画像になっているかを確認します。画像URLを別のブラウザーURL欄にコピペすれば確認できます。

ツールでのプレビュー確認

Facebook

Facebookシェアデバッガー
Facebookシェアデバッガーの立ち上げ方 クリックすると拡大します

OGPのプレビュー確認に対して下記ツールが提供されてます。Facebookにログインして使用してください。

シェアデバッガー – Meta for Developers (facebook.com)

X(旧Twitter)

Xのスクリーンショット
出典 X スクリーンショット

投稿手前で確認するのが早くて良いかと思います。Card Validator | Twitter Developers (x.com) で以前あったプレビュー機能が削除されていますのでこの方法簡単です。

原因推定3. サーバーのキャッシュが影響している

ホームページサーバーやCDN(例:Cloudflare)のキャッシュが古いデータを提供している可能性があります。

ホームページのキャッシュ削除

下記1または2で対応してください。

1.WordPressプラグインでキャッシュ削除クリア

下記のメジャーなWordPressプラグインでキャッシュ削除できます。

WP-Optimize

W3 Total Cache

2.サーバー管理画面でキャッシュ削除クリア

サーバー管理画面からキャッシュをクリアします。操作方法はレンタルサーバーなどにご確認ください。

CDNのキャッシュ削除

CDNを使用している場合には、CDNの管理画面から対象のページのキャッシュを削除。通常CDNと契約しない限り使用してないはずです。

CDN(Content Delivery Network)とは、インターネット上のコンテンツ(画像、動画、CSSファイル、JavaScriptファイルなど)を高速かつ効率的に配信するためのネットワークシステムのことです。CDNを利用することで、ウェブサイトの表示速度やパフォーマンスを向上させることができます。

原因推定4. WordPressプラグインの設定にミスがある

上記でもOGPが変更されなかった場合、SEO対策プラグインで対応可能な場合があります。下記に一例として All in One SEOを解説します。

WordPressプラグイン設定 All in One SEOの場合

All in One SEO  プラグインの導入

  • WordPressの管理画面から「プラグイン>新規プラグインを追加」を選択します。
  • 「All in One SEO」を検索し、インストールします。
  • インストール後、「有効化」ボタンをクリックしてプラグインを有効化します。
  • プラグインの有効化により、OGP設定が可能になります。
  • プラグインを使用することで、HTMLを直接編集する必要がなくなります。

All in One SEOでのOGP画像の設定

OGPの設定1
WP全体のOGP画像設定1 クリックすると拡大します
OGPの設定2

WP全体のOGP画像設定2 クリックすると拡大します
  • WordPressの管理画面で「All in One SEO>ソーシャルネットワーク>Facebook」に進みます。
  • 「デフォルト投稿Facebook画像」に画像をアップロードします。
  • TwitterのOGP画像も同様に設定できます。
  • OGP画像の推奨サイズは1,200px × 630pxまたは630px × 630pxです。
  • 画像がない場合はデフォルト画像を設定することも可能です。

All in One SEOでページごとのOGP設定

ページごとのOGP設定
ページごとのOGP設定の手順 クリックすると拡大します
  • 固定ページまたは投稿ページの編集画面で「ALOSEO>Social」に進みます。
  • Facebook、Twitterそれぞれで特定のOGP画像を設定できます。
  • 記事ごとに異なるOGP画像を設定することが可能です。
  • OGP専用の画像を用意することもできます。
  • 設定がうまくいかない場合は、個別に設定することで解消されることがあります。

原因推定5. 画像のサイズや形式が不適切

OGPの画像サイズが推奨値を満たしていない場合、Xで正しく表示されないことがあります。

対処法

  • 画像サイズを以下の基準に合わせてください。
    • 推奨サイズ:1200×630ピクセル
    • ファイル形式:JPEG、PNG
    • ファイルサイズ:5MB以下
  • 画像URLが正しくアクセス可能か確認します。

筆者の実例

解決事例1 SEOプラグインの設定ミス

All in One SEOでのOGP修正設定実例
All in One SEO設定での画像表示トラブル解決事例 クリックすると拡大します

筆者がOPGの設定についてよくわかっていないときにトップページのAll in One SEOでOGP設定をしてしまっていたのが原因でした。上記のように「添付画像」→「アイキャッチ画像」に変えることで意図していた設定に修正できました。

xでURLを記入して投稿しようとするとまだOGPは反映されず真っ黒の表示。10分くらい後に再度投稿するとちゃんと最新の画像でのOGPになりました。


解決事例2 画像URLが原因

FacebookでのOGP画像が変更できなかったトラブル解決事例
FacebookシェアデバッガーでのOGP画像確認 クリックすると拡大します

OGP設定を変更してXでは正しく新画像表示が反映されますが、FacebookOGPでは旧画像のままだったのでシェアデバッガー – Meta for Developers (facebook.com)を使って修正しました。最初原因が不明でしたが、どうも画像の長すぎるURLに原因があったようでURLを新規にすると解決しました。

まとめ

OGP画像設定は、視認性の向上とSEO対策に重要です。適切な設定で、サイトの魅力を最大限に引き出しましょう。

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プロフィール
この記事を書いた人

本業:IT製品機構設計エンジニア|副業:マルチクリエイター(DTMer、ホームページ作成、AI絵師、ライター)、江戸時代から続く家業の提灯海外販売を推進| 1970年生まれ

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